微生物が土をやわらかくする

やわらかい土を作ることで根っこの量が増えて、少ない肥料でも野菜は育つことが出来ます。

⇒詳しくは肥料がなくても野菜は育つのか？

では、どうすればやわらかい土ができるのでしょうか？

　野菜を作る時、まずはトラクターで耕します。トラクターで土を細かく砕いて、空気をいれることで柔らかくてふかふかの土になります。そこに野菜の種や苗を植え付けます。しかし、問題はここからです。確かにトラクターで耕した土はやわらかいですが、すぐに壊れてしまいます。日本は特に雨が多いので、雨が土の許容量を超えると、土の間にあった空気の隙間が水に満たされ、土の間にあった空気が抜けてしまいます。乾くときに空気が戻ってくればよいですがそうはならず、土同士がくっついて、カチカチの土になってしまいます。

　そこで、重要になってくるのが微生物です。微生物が土の中で活動していると、土が団粒構造といって、水はけもよく、水持ちもよい構造に変わっていきます。

⇒詳しくは水はけも水持ちもよい土

　この隙間を水が通って流れていくので、ちょっとやそっとの雨では団粒構造を壊されることがなくなり、ふかふかの土を維持することが出来るようになります。この微生物の働きにより、野菜は根をたくさんはれるようになり、少しの肥料でも大きく成長できるようになります。　

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　肥料やぼかしも手作りし、土づくりを中心とした栽培を行うことで、野菜本来のおいしさが味わえる野菜です。知識より本能で動く子ども達が美味しく食べてくれることが何よりの証拠であると思います。ぜひ一度ご賞味下さい。

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