農薬の危険性

過去の農薬

戦後の食糧不足に対応するために、使われだした化学肥料と農薬。初期に使われたのは、DDTやBHCといった有機塩素系の農薬です。80年代には発がん性がわかり、世界各国で使用禁止となった。

 その後使用されたのが、有機リン系の殺虫剤。昆虫の中枢神経に作用して殺す化合物で、人間には毒性はあまりないといわれていた。しかし、子どもの脳にも影響を与えることがわかり、EUではほとんどが禁止される。でも、日本では今でもよく使われています。

 そして、現在よく問題になっているのがネオニコチノイド系の農薬である。神経をかく乱して昆虫を殺す農薬で、「人間には安全な殺虫剤」として売り出されたそうです。しかし、人間にも神経毒性があることが分かりEUや韓国など使用禁止する国が増えている中、日本は緩和しています。きっと日本人には聞きにくいというデータがあるのでしょう⁉

 農薬に限らず、何でも同じパターンですね。安全だといって売り出され、後から犠牲がでて、安全でないことが発覚。それでもすぐには規制されず、やっと規制されたころには新しい物がでてきます。

ネオニコチノイド系農薬

 最近よく使われているネオニコチノイド系農薬。最初に問題視されたのが、世界中でミツバチが大量に消えたということだ。最近では人間に対する影響もしてきされている。はっきりした裏付けはないようだが、アトピーやアレルギーも一因になっている可能性も鶏だたされている。ネオニコチノイドを投与したラットの腸内の炎症を抑える善玉菌が減ったという。炎症を抑える菌がへればアレルギーが増加する。これは無毒性量でおきている現象だというから、実際に今のアレルギーが増えている原因になっている可能性は十分ある。

 また、ネオニコチノイド系は胎児にも移行しやすいという実験結果もある。お母さんが摂取するとお母さんの血液中にネオニコチノイドがはいり、胎児にも移行する。通常不必要な物質は胎盤でシャットアウトされるはずだが、分子が小さいネオニコチノイドは通過してしまう。小さい子ほど、少量でも影響が大きいことは、想像に難くない。そして、脳や神経系に作用する。

 ネオニコチノイド系農薬は水に溶けやすい性質をもつため、お茶などにも溶け込みやすい。コンビニで売られているペットボトルのお茶などからも検出されている。また、野菜に散布した農薬すべてが野菜が吸収されるわけではなく、雨水などに溶けて、地下水や河川に流れ込み、水道水の中にも入る。しかし、水道水にネオニコチノイド系農薬を検査する法令がないため、スルーされているのが現状だそうです。 

規制されても新たな危険がでてくる

 日本で農薬を使っていない野菜だけで生きていくことはほぼ不可能だと思います。しかし、国の基準を満たしているから安全だと何も考えずに、食べ物を何でも食べることは危険だと思います。原発もそうでしたが、絶対安全といってスタートして、後から安全でなかったとなってなくしていきます。しかも、安全でないとないとわかっても経済優先のため、すぐにはやめられません。

 ネオニコチノイド系農薬も時期に禁止されるでしょう。でも、その時はまた新たな危険な農薬が安全と言われて使われているでしょう。国民一人一人が現状を学び、考えていかなければ同じことの繰り返しです。科学がどれだけ発展しても、それを扱うのは人間であって、世の中は人の命よりお金を中心に回っていることを忘れてはならないと思います。

 

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