なぜ雑草は生えるのか?

雑草は土をよくするために生える

 雑草は微生物のエサになり、土の中に酸素を入れる通り道を作ります。雑草は短い期間で考えたら、野菜作りに邪魔なだけな存在ですが、もう少し長いスパンで考えると実は土をよくする協力者かもしれません。

雑草の生え方にも違いがある

 無農薬で畑をやっていると一番厄介なのが雑草です。夏は雑草との戦いになります。油断しているとあっという間に大きくなって、野菜より大きくなってしまうので、野菜が育ちません。。

 しかし、雑草の生え方もいつも同じではありません。たくさん生えて困る年もあれば、意外と少ない年もあります。違いは何なのでしょうか?

 例えば、同じ畝の上でも少しへこんでいるところは草が早く生えてきたりします。よく観察していると雨が降った後、へこんでいるところは水がたまりやすく、乾きにくいので草が生えやすいことんい気づきます。

 また、台風など大雨の後団粒構造がくずれ、土が硬くなると草が次から次へと生えてきます。雑草は土の状態が悪いところほどたくさん、そして、力強い物が生えてきます。

雑草は本当に邪魔なだけな存在なのか?

 よい畑は微生物が多く住み、土が柔らかいのですが、微生物は酸素を好み、有機物を食べて増えていきます。人間が手を加えることができれば、もみ殻や米ぬかなどいれることで、微生物を餌を増やすことが出来ますが、自然界では草がその役割を果たしていると思われます。雑草が生えて、やがて枯れることで、葉や根が微生物のエサになります。また、土の中に生えた根が枯れてなくなることで、小さなトンネルができ、空気の通り道を作り、土の中に酸素を入れてくれます。

 雑草は土の状態が悪いところに多く生え、微生物のエサになり、土の状態を改善するのに役立っているといえます。
 だからといって、雑草を放っておいたら、あっという間に野菜より大きなって、野菜は育たないし、雑草の力だけで土を改善していったら、何年も何十年もかかるだろうと思います。なので、雑草とはうまく付き合わないとなりませんが、すべてが悪い存在と決めつけて、毛嫌いするのではなく、雑草の存在理由も考えながら、上手に付き合っていけたらと思います。

 

 

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