育苗箱で苗つくり
作業がやりやすい育苗箱の芽出し
育苗箱で芽出しをすると不器用な私でも作業がやりやすく、素早くできます。また、苗に適度なストレスがかかって根が沢山張ったいい苗になるので私は気に入っています。
育苗箱で芽出し
夏野菜の育苗はナスなど長いもので2か月くらいかかります。その間の保温や水やり、鉢上げなど手間がかかります。今回は芽出しから鉢上げまでについてです。
芽出しは連結ポットで芽出しすることが多いかと思いますが、私はお米の苗つくり用の育苗箱で芽出ししています。前は連結ポットでやっていましたが、育苗箱の方が作業がしやすく、気に入っています。主なメリットは
- 1箱で200粒以上発芽できて省スペース。バラマキできるので種まきも手間にならない(ナスやトマトなどの双葉の小さい苗)
- 土がつながっているので、水やりが均一になりやすい
- 鉢上げがやりやすい
以上のようなことがあるかと思います。夏野菜は3月くらいのまだ夜は寒い時期に芽出しする必要があるため、なんらかの保温が必要です。特に芽出しは温度が必要なので、省スペースでできることはメリットになります。
また、連結ポットでは土が分かれているため、水やりを均一にやるのが意外と難しいです。特に四隅は油断すると水不足で発芽しないことがよくありますが、育苗箱だと土がつながっていて、水が移動できるので、水切れや水の方よりの心配が大幅に減ります。
鉢上げもやりやすい
芽出しができて、根がしっかりはってきたら次は鉢上げです。不器用な私は、連結ポットからの鉢上げがあまり得意ではありません。早すぎて根が十分に張ってないとうまく連結ポットからとりだせず、根を切って苗をダメにしてしまいます。そうでなくても、取り出すのに時間がかかります。
しかし、育苗箱でつくると大きな失敗はあまりありません。まず、ポットに土を用意します。
ポットに目いっぱい土をいれます。連結ポットでやるときは、
少し土をいれる⇒苗を移す⇒土を上からかぶせる
という手順でしますが、最初の土の量がバラバラになったり、最後にかぶせる土が入れにくかったり意外と手間です。
育苗箱でやるときはまず目いっぱい土を入れて準備します。
次に育苗箱から苗を移します。割りばしなどを使って、苗を取り出してポットに並べていきます。この時多少根が切れることもありますが、根が残っていれば大丈夫です。また土がついていてもついていなくても大丈夫です。一回土から完全に外してしまって大丈夫かと思いますが、2,3日注意は必要ですが、このストレスで、根の貼りがよくなるようです。
苗をポットの上に並べたら、片手で苗をもち、反対の手で土を少しつかみます。この時、土が斜めになるようにして、苗をここに再びおきます。
土がへこんでいるところに根がくるようにして、土をかぶせます。斜めにすることで、根っこの下にある土が増えるので、根のはれる場所が沢山確保できます。また、土をかぶせるときには葉の部分でけでていれば大丈夫です。茎の部分に土がかぶさっているとしばらくするとそこからも根が出てきてたくさん根を張ることが出来るようになります。
鉢上げが終わったら、十分に水をやります。この時に、いっぺんに水をあげると土の中の空気がぬけて、土が固まってしまうので、じんわりしみこむのを待ちながら、ゆっくり上げます。
そして、最後は気が抜けませんが1日~2日くらい日陰において根が活着するのを待ちます。ここが最大のデメリットですが、ここを油断するとせっかく鉢上げした苗がすべて枯れてしまいます。。雨の日や曇りの日にやるのがベストですが、タイミングが合わなければ日陰においておけば大丈夫です。
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