虫はなぜ発生するのか?

虫はみんなの嫌われもの??

 最近は虫を嫌がる人も増えているようです。畑にも青むしやカメムシ、いろんな虫が発生します。「害虫」と呼ばれ嫌われます。畑の野菜を食べられ、最悪野菜が全く育たず、全然収穫できないこともあります。 そのため、農薬をまいたり、物理的に遮断したりと一生懸命に野菜を守ります。

 しかし、実は虫にも好き嫌いがあって、硝酸態窒素の多い草や野菜を好んで食べます。

➡詳しくは人が好きな野菜と虫が好きな野菜

 自然の状態、例えば山の木々は肥料を必要としません。肥料が多量にあるのは人間の作り出した不自然な状態なのです。雑草はその不自然な土の中の多量の硝酸態窒素を吸い出し、虫がその草を食べることで肥料を使うサイクルを早めて、早く自然な状態に戻そうとしているのです。

 そして、30年以上も前から「ナウシカ」はこの事実を訴えていたのです。

農家になって改めてすごいと思った「風の谷のナウシカ」

風の谷のナウシカより

 30年以上前から放送されている宮崎駿監督の代表作「風の谷のナウシカ」。毎年のようにテレビでも放送されているので、一度は見たことある人がほとんどだと思います。

 私も農業をやるようになってから、ナウシカを改めてみて衝撃を受けました。

腐海の木々は 人間が汚したこの世界を綺麗にするために生まれてきたの 大地の毒を体に取り込んで 綺麗な結晶にしてから 死んで砂になっていくんだわ この地下の空洞は そうしてできたの 蟲たちは その森を守っている

アスベル みんなに言って 腐海の生まれたわけを蟲は世界を守ってるって!

 私は農業に興味をもち、勉強しているうちに雑草や虫たちは決して、人間と敵対しているわけではなく、畑を、土をよくするために存在しているのだと感じ、すごいことに気づいたと思いました。でも、宮崎駿監督は30年以上前からこのことを知っていたのです。腐海や蟲たちが汚れた土をきれいにして、世界を守っている。これは物語の世界だけでなく、今この地球の雑草と害虫を示しているのです。

 人間が食糧を作るために肥料をまきます。しかし、肥料もまきすぎで土は汚れていき、やがて野菜を育てられなくなった田畑は年々増えています。こうなってしまうと人間の手ではどうしようもなくなります。しかし、雑草と虫たちは何年も何十年もかけて、土をきれいにします。まさに、ナウシカの世界と腐海の木々と蟲たちです。

 

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